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フレンドリー・スペース・ポリシー
1. はじめに
OpenRefine はあらゆるイベント・活動・プラットフォーム・チャンネルを誰にとってもアクセスしやすく、安全で、歓迎される場にしたいと考えています。そのための最低限の行動指針として、このフレンドリー・スペース・ポリシー(FSP)を定めます。本ポリシーは Wikimedia Nederland のポリシー(CC BY-SA 4.0, https://nl.wikimedia.org/wiki/Friendly_Space_Policy)を参考にしています。
2. 望ましい行動
OpenRefine は友好・尊重・礼節・協力・連帯の精神を大切にしています。行動の責任は一人ひとりにあります。具体的には次のとおりです。
- 友好的でいてください。参加者同士で思いやりを持ち、助けが必要なときは手を差し伸べ、基準にそぐわない扱いを受けている人がいたら支えてください。
- 相手の立場になって考え、共感を示してください:
- 相手の嗜好・敏感さ・伝統・必要、そしてその人が自分をどう呼び・説明するか(境界線の引き方も含め)を尊重してください1。
- 自分とは異なる意見や見解を持つ権利を尊重してください。
- 他者には自分とは異なる経験があることを尊重してください。
- 善意を前提にし、建設的なフィードバックを行い、受け取った際も前向きに応えましょう。
- 自分の行動と意図しない結果に責任を持ち、誰かを傷つけてしまった場合は謝罪してください。
3. 許容できない行動
オンライン/対面を問わず、以下の行動は好ましくありません。
a. 侮辱的な発言・行動
b. あらゆる種類の脅迫
c. 決定済みの事項や議論のポイントを繰り返し持ち出して建設的な進行を妨げること
d. ドクシング(本人の同意なく個人情報を公開する)
e. 暴力または暴力の扇動
f. 性的な内容が議論の本題に直接関係しない場での性的発言・動画・音声・画像の共有
g. セクハラや望まれない性的な注目
h. ストーキング
i. トローリング(意図的に議論や発表を妨害し、状況をエスカレートさせ感情的反応を引き起こす行為)
j. 許可なく他者を撮影・録音すること
OpenRefine は権力・特権・影響力の濫用を容認しません。これは全員に適用され、とくに理事・スタッフ・OpenRefine を代表するボランティアなど権限を持つと見なされる人に当てはまります。
5. 執行
5.1 原則
FSP を適用する際は次の原則に従います。
- 措置の第一目的は、安全で心地よい環境を維持し、インシデント後に関係者全員の信頼と安心感を取り戻すことです。
- 実際の措置に入る前に、当事者へ直接連絡し、話し合いによって安全な環境を取り戻すことを目指します。
- 侵害が疑われる場合は、被害側・加害側・その他関係者すべてに敬意を払って対応します。
- 一時的な参加停止が解除された際は、主催側が関係者を支援し、相互理解を深め再発を防ぎます。
5.2 通報
イベントに参加している人は誰でも、FSP 違反(または疑い)を主催者に報告できます。
5.3 取れる措置
FSP に従わない行為があった場合、主催者は状況に応じて以下の措置を取ることがあります。
a. 口頭または書面での警告・注意
b. 当該イベントや活動からの退場・参加禁止
Footnotes
-
ここでいう「自分をどう呼び・説明するか」には、性別・代名詞・その他の個人識別情報が含まれます。 ↩